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「四方山話」 其の三十一

1.程々のストレスが均衡を保つ

2.老婆心独語

□■□ 程々のストレスが均衡を保つ □■□

肥胖とは、脂肪症とも呼ばれ、体内に脂肪が蓄積された状態で、 肥満と呼ばれている。

肥満には、様々な要因があげられる。
中でも「ストレス」になって食べ過ぎとなる肥胖症について記す。

ホルモンを調節する機能が乱れ、特に副腎皮質ホルモンが不足すると、 脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモンが分泌され、この刺激により 副腎皮質ホルモンが分泌される。

これを伝達しているのがカルシウムである。
体内に十分なカルシウムがあれば、ストレスを緩和し、伝達機能を 正常にして副腎皮質ホルモンのバランスを調整すると、過剰摂取は抑制される。

血液は、各組織・臓器に酸素及び栄養素を運び、そこから老廃物を回収したり、又、ホルモンを運搬して全身のバランスを整えている。

その内の白血球の中のリンパ球は、主としてリンパ節及び脾臓の リンパ瀘胞内で作られ、大リンパ球・小リンパ球があり、 脂肪分解酵素を分泌している。

自律神経の中の副交感神経の支配を受けているがリンパ球で、 過剰反応すると、うつ病や気力の減退 及び 食欲亢進となり、 極度の過食を起こした反動で、まれに拒食症(神経性食欲不振症)に なることもある。

リンパ球が通常の反応であれば、脂肪分解酵素の分泌で肥胖症に対処できる。

心と体に与えるストレスには、肉体が精神に影響を及ぼす、 精神身体的疾患と精神が肉体に影響を及ぼす、身体精神的疾患がある。

すなわち、肉体の疲労などの乱れが感情的な症状をつくり、社会生活の感情の乱れ(ストレス)が肉体的な症状をつくる、密接な関係にある。

この時に起こる不安という感情の最たるものが不安神経症の状態である。
この症状になると体内の血中の乳酸量が多くなっている。

乳酸は、糖質から生まれる物質で、疲労酸とも呼ばれる。
糖質は普通量なら筋肉運動作用を増強するが、くり返し多量に体内に 取り込むと、血液中の乳酸が増加して、疲れやすくなり、 肉体だけではなく精神も蝕み、多くの現代病の原因となる。

乳酸と関係する不安神経症は、遺伝する傾向がある。
又、アルコール中毒とも関係している。

このように、脂肪症のタイプは ストレスなどで、暴飲暴食(牛飲馬食)に なり、許容量を越えて蓄積し消化・吸収・排出が正常に働かなくなった状態。

腹部に皮下脂肪が多く、便秘又は、腸内にガスと残留便があるが毎日通じがある。

汗をかきやすい・むくみ・動悸・のぼせ・肩こり 特に右側の場合には、 肺と脾は、気血水の気水と関係しているとされ、肺脾同病とし、表裏双解剤を使う。
お血を兼ねている時は、駆お血剤を合わせて用いる。

他の肥満の一例を記す。

食欲は普通なのに太り、水分代謝が悪い、水分過剰摂取による水太りタイプは、 色白で疲れやすく、汗をかきやすい、むくみ、体が重く感じられる、 動作緩慢な傾向がある。

これは、脾虚水氾とし、実脾利水剤を使う。 時に胃腸の働きを正常にし、新陳代謝を整える補気健脾剤を合わせて用いる。

老化により気力体力が衰え代謝やホルモンの低下、脂肪の増加が起こる 肥満タイプは、足腰が重く力がはいらない、 尿の量が減少または多尿で夜間に トイレに起きる、口が渇きやすい、尿のもれ、むくみ、しびれ、体のかゆみや 肌が乾燥、冬は足腰が冷え、夏は時にほてる。

これは腎陽虚とし、温補腎陽剤を使う。
胃弱な人には、必ず補気健脾剤を併用する。

□■□ 老婆心独語 □■□

【 笑種が楽易となす 】

※楽易~心安らかに楽しむ。歓楽平易。

ギリシヤの哲学者アリストテレスは、

『人間の行為の大部分は、好機・本性・強制・習慣・理性・情熱 そして希望の七つの中の一つ 若しくは、それ以上の原因を持つ』

としている。

また 動物の感情の中で笑うという、なんらかの目的で、ある結果を伴うことをするのが人間だけとされる。

この笑う行為は、医学的に観ると、笑うとアセチルコリン (神経組織に含まれる物質)の分泌が高まり副交感神経の働きが強まる。 これによりリンパ球が増え、免疫力が上昇する。

同時に、抹消血管は拡がり血圧は若干、降下し、心臓の負担は軽くなり、 血中の糖分が減り、唾液・胃液などの分泌は高まり、食がおいしく感じられる。

身も心も "笑う角には福来る" となる。

人生に於いて、愉快を沢山しっている人は充実した満足感を得て、 精神的余裕のある喜びは、最良の財産となす。

アメリカの哲学者ジェームスではないが、楽しいから笑うのではなく、 笑うから楽しいのだと。

哄笑(高笑)は、下品ではなく 心身を満たす特効薬であろう。
大いに笑って邪気やストレスを吹き飛ばしては、いかがなものか。

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