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「四方山話」 其の二十三

1.腎腸(真心)ある手当て必要

2.老婆心独語

□■□ 腎腸(真心)ある手当て必要 □■□

一般的な貧血の場合は、赤血球やその中に含まれるヘモグロビンが減少した状態を云う。

ヘモグロビンは、鉄を含む化合物で血液中の赤色呼吸色素(呼吸時に酸素を運ぶ色素)で、酸素や炭酸ガスの運搬を担う。

鉄分は体内に存在する量は、4~5g 短い釘1本分に相当する。
その7割は酸素を運ぶ機能鉄で、残りは肝臓に貯蔵されている。
鉄が不足すると酸素不足状態となり、皮膚粘膜が蒼白・倦怠感・頭痛・耳鳴り・息切れ・めまいなどの貧血症状をきたす。

貧血の時、病院などで鉄剤を使用するが、胃に負担がかかり、食べた物が消化せず胃が重く感じられたり、下痢を起こしやすくなる。

又、鉄剤を摂取する時は、茶・紅茶・コーヒーに含まれるタンニンが鉄分の吸収を防げるので、一緒に飲用しないこと。

もしも貧血ぎみで鉄分の多い食事療法を長年試みたが、あまり効果がない時は、腎臓の問題を考えた方がよい。

腎臓は、血液から尿をろ過生成し血中塩分と尿を調節し、老廃物や有毒物質を対外に排泄する働きがある。

その他に、赤血球は骨髄で作られるが、これは造血促進因子(EPO)という、ホルモンの作用を受けて造血を行う。

このホルモンを作るのが主に腎臓である。
この腎臓が何かの原因で働きが悪くなると、造血促進ホルモンの生産能力が衰え 赤血球の生産も落ち「貧血」となる。

腎臓は繊細な組織で、酸性物質に弱い。
例えば動物性の肉食類や甘い物を多食すると酸性物質が増えると体内のカルシウムが酸性物質を中和しようと働く。

それも限界を超えると腎臓が弱ってしまう。
又、甘い物の過剰はEPO(エリスロポチン)の生産を疎外してしまう。

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何を食べるかでは無く、何を取らないかが必要

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※カルシウムは、酸性食品・加工食品の酸毒を解毒・中和する働きがある。
他に、歯・骨をつくり、心臓と血管を正常に保ち、不眠症を和らげ、鉄の代謝を助け、神経系の伝達機能を促進する。

スプーン・ネイルといって、爪に縦じわ多く、スプーン状にそり返った爪の人は、貧血症の可能性が高い。

漢方では、腎を「作強之官と呼び、伎巧ここより出づ」とある。

作強とは、動作が軽く、力強いこと。
腎気が旺盛になれば、精神は充実し、筋骨が強くなって動作が敏捷となる。

人体の生命活動を維持する基本物質を貯蔵し、五臓六腑の働きに応じてエネルギー物質となる栄養素を供給して、運動能力をわりあてて与える所で、粘り強さや根気を生みだす。

腎は左右対称では無く 微妙にずれて2個ある。
左側を腎とし、右側の腎を「命門」と呼んでいる。
命門は 生命の喚鍵(重要なところ)の意味がある。

人体の発育成長の元気の源であり、生命の根本である。
また父母から与えられた 先天の気(腎気)を貯蔵する。

すなわち 隔世遺伝子及び先天性遺伝子を保持貯蔵する場であり、後天性遺伝子を造形する場でもある。
腎の捉え方が漢方では広く、副腎皮質・骨と髄(脳を含む)に及び、成長・発育・老衰・思考に密接に関係している場所である。

腎気が不足すると、手足や腰がだるくなり、力が無くなる。
又 骨の痛が生じ、物忘れ、めまい、視力低下、耳鳴り、尿の異常、むくみなどが現われる。

□■□ 老婆心独語 □■□

【 後悔は知恵の緒なり 】

一生懸命仕事や学業に励むが 骨折りに報いることがない場合も数多ある。

しかし、結果は期待に反するにせよ、力の限り努力したという清々しい満足感は残る。

もし何にも目的を達成するために 持てる能力のすべてを傾けなければ、悪い結果だけでなく、その過程で 頑張っていたら成功したかもしれないという後悔が残る。
そこには失敗と後悔という二つの重荷を背負い込んでしまう。

「論語」に、人の努力を超えたところに天の運がある。
努力がすべて報われるとは限らない。
だが、努力する者にしか天運は働かない。
人事を尽くして天命を待つのみとある。

人生に一度だけでも 何か人の経験しないような苦しみに堪えて仕事や学業・研究などに勤しみたいものである。

結果よりも自分に打ち勝つか負けるかの精神力が要となる。

努力という行為をいやいやながらするのでは報われることはない。
努力は りきまない日々の暮らしの中にあり、生きる姿が努力である。

「 足る努力を知る者は常に楽しむなり
  努力もまた「商いは牛の涎」の如く 」

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