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「四方山話」 其の二十七

1.糖質の過剰摂取への危惧

2.老婆心独語

□■□ 糖質の過剰摂取への危惧 □■□

人の体重の60~70%は水分であるということは周知の事で。
その中にはリンパ液・消化液・分泌液などが含まれている。

水の働きは、血液や細胞質を形成、栄養分を体内中に運搬、体温を調節など生命活動に必要な為、水分補給は重要となる。

しかし、水分の取り過ぎ、取り方に問題が多く、病気の一因となる。

一度に大量に取り過ぎたり、冷えた飲み物を一気にガブ飲みすると、結果として、胃腸の働きが弱り、体力が低下する。

水分が体内に蓄積され、冷えや湿気が起こり、これがアレルギー(ギリシア語で、異なった反応)などの原因の一つとなる。

また、他の病気を誘発する要因にもなりかねない。

「喉元過ぎれば 熱さを忘れる」ではないですが、諺の意味は違いますが、冷たい水もその一瞬を過ぎれば忘れ、ぬるい水であっても結果は同じである。

水分は、なるべく白湯や常温水で少しづつ飲むこと。

普段から飲料水の嗜好はあるだろうが、体の事を考えると、水を中心にし甘味料の配合されたコーヒー・紅茶・スポーツドリンク類や清涼飲料水など 極力 避けてほしいものである。

糖分は疲れた時のエネルギーの源ですが、採り過ぎると 血液中の糖分濃度が上昇して、一時的に疲れは取れますが、体は血糖を下げようと働き、低血糖を引き起こす。

低血糖を起こすと、けだるい疲れを全身に感じ、また疲れを取る為に、甘味料を含む飲料水を求めてしまう。

このくり返しが、積み重なり大量の糖分を毎日 取ることになり、血糖値が上昇し、のどの渇き、多尿が起こり、益々 水分を取り、急性糖尿病などに移行しやすくなる。

この状態を ペットボトルシンドローム 又は 清涼飲料水ケトアシドーシスといっている。

一日の糖分の摂取量は、成人で50gですが、ペットボトル500mlに50g以上の糖質が入っている。

若年層に多く、糖尿病予備軍が20年前に比べて3倍に増えている。
昔よりも甘味料を多く取るようになった事も一因である。

糖分は、インスリンの分泌を促して、糖尿病の誘因となる。

糖尿病にならないとしても 糖分の過剰摂取は、肥満、虫歯を進行させ、カルシウム(Ca)、チアミン(VB1)欠乏症になる。

加工食品などが増えて不足しがちなビタミンB1は、精神的ビタミンとして知られ、神経組織、筋肉、炭水化物などの消化を助け、食欲を増進する。

欠乏すると、脚気、むくみ、心臓肥大が起こる。
疲れて集中力が欠落し、だらけやすくなり、食欲減退、血圧異常が生じる。

 

カルシウムは、99%がタンパク質と結合して、骨や歯をつくり保っている。

1%が血液に含まれ、弱アルカリに保ち、細胞に栄養補給し、毒素や老廃物を中和・除去する。

又、心臓の働きを補い、不眠症を和らげ、伝達神経機能を促進し、筋肉収縮作用、酵素に対する作用、抗炎症作用があり、全身のあらゆるところに含まれ、特に肝・脾に多く蓄えられて仕事をしている。

カルシウムが不足すると、血液が酸性化し、細菌繁殖し、ウィルスも血液を巡りやすくなり、免疫力が低下し、疾病の要因になる。

通常は、カルシウムイオンの不足を防ぐため、骨・脾から補給するが、これも慢性化すると、クル病、骨軟化症、骨折、関節炎、腰痛、骨多孔症、神経痛になる。

又、体内の余分な水分は除去されず、かぜがひきやすくなり、イライラしやすくなる。

カルシウムのその他の効用は、肩こり、二日酔、気管支喘息、鼻アレルギー、痛風、胃・十二指腸潰瘍・肺炎・癌などに利用されている。

特に慢性病の方は、カルシウムの補給は欠かせない。

CaとVB1、この2つの欠乏によって、四六時中 ボーとして性格にも歪みがでて、落付きや根気がなく、適切な動作や処理が出来ず、持続せず注意すると、逆キレしやすくなる。

体にとっては、大切な水と糖質ですが、過剰摂取は、現代人の病気の誘因となっている。

疲労回復には、甘い物より、クエン酸を含む すっぱい食品の方が効果がある。

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過ぎたるは 猶及ばざるが如し

彩ずる仏の鼻を欠く

念の過ぐるは不念

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何ごとも ほどほどに、腹六分にて 成就せり。


□■□ 老婆心独語 □■□

【 和合の味わいは足りる心なり 】

京都の名殺 竜安寺(臨済宗妙心寺派。細川勝元の創建。
"虎の子渡し"と呼ばれる石庭がある)の蹲いには、「吾唯足知(ワレタダタリルヲシル)」と刻石されている。

人生も病も然りで、物事に覚めきった感情で接し、感銘の二文字が消え失せてしまう割に、欲を求め過ぎる。

いつも慎しみ深く腹六分で欲を押さえないと、度を越して敗局の道を辿ってしまう。

嫉妬・卑屈を捨て、人は人、自分は自分と割り切り、坦々と平凡なる日々こそ、尊い調和であり至福につながる。

欲をいえばきりがない、生きていることが最良だと思えれば、心も安穏となす。

「 一日 快活なるは 千年に敵る 

                  李 延寿 」

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