貧血は、血液中の赤血球の機能低下や量が減少したり、赤血球の中の赤い色のヘモグロビン色素が減少した状態で、ヘモグロビンの主成分が鉄である。
この鉄分が不足すると貧血になる。
各細胞の働きが円滑に進む為に必要な酸素を運搬する役目を果たす赤血球は骨髄で造られ、4ヶ月(約120日間)かけて、体中の細胞に酸素を運ぶ働きを繰り返す。
4ヶ月後に新しい赤血球と入れ替わり、古い赤血球は肝臓や脾臓で屑鉄にされ、一部の成分(鉄など)は再利用され、ヘモグロビン色素は胆汁の原料になる。
病気で副腎皮質ホルモンや医薬品を使い過ぎると、各組織に酸素が供給できなくなると、赤血球数が基準値より低くなり貧血を示す。
また消化性潰瘍・無理なダイエット・手術・出血・肝臓病・腎臓病・婦人病・ポリープ・膠原病・癌などで貧血を起こすことがあるので注意。
赤血球、ヘモグロビン量が正常であっても、ヘマトクリット値(血液中に占める血球の容積)が高いと濃度の高いドロドロした血液で、低いと薄い血液で貧血が疑われる。
病院では鉄剤を投与するが、胃腸に負担がかかりやすくなるので、食事療法と漢方で対応するのが望ましい。
冨樫漢方堂薬局では気血水のバランスを考慮した健康相談・地方発送も
行っておりますのでお気軽にお問合せにてご連絡下さいませ。